プロ用バットというのは価格はあって無いようなものですが、一応2万5000円くらいの定価になっています。プロ用バットを実際に手にした事のある人はほとんどいないと思いますが……(日本全国に出回っているNPBマーク入りのバットはプロ用ではありません。ご注意下さい。)
ちなみにオールドヒッコリーやマルッチなど海外ブランドにはNPBマークを入れる必要はないんです。それは次のような理由からです。
たまにシーズンに入ってから外国人選手が入団することがありますよね。そのときはアメリカで使っていたバットを持参します。もちろんそのバットにはNPBマークなど入っているわけが有りません。もしNPBマークが入っていなければ使えないということだったら、どうなりますか?試合に出られないですね。それを避けるために海外製木製バットに関してはNPBマークは不要ということになっているのです。外国人選手を助けるためのひとつの方法なんですね。
さて、アイスポーツで扱っているマルッチやオールドヒッコリーバットですが、驚く事にすべてプロ用なのです。ここは驚いて下さいね。
次に驚く事は価格です。プロ用の相場が2万5000円前後だとしたら、オールドヒッコリーやマルッチは4割ほど安いという事になります。
価格で判断するのが日本人の悪いクセでもあります。そして値札にごまかされやすいのも日本人です。たとえば1本1万5000円のオールドヒッコリーバットですが、これを「定価3万円のところ今だけ特別に半額の1万5000円!」と書くと大喜びで飛びつく事でしょう。結果は同じですよね? どちらも支払う金額は1万5000円で同じ物を購入するのに……
また、こんな場合、皆さんはどちらを選びますか? ひとつは定価2万円で25%引きの1万5000円、もうひとつは定価3万円で50%引きの1万5000円。見た目が同じだと定価3万円の方を選びますよね。これが日本人的発送です。
これと同じ事で悩んでいるのが西友ですね。アメリカのWalMartと提携している西友は「いつでもロープライス」を掲げています。これはウォルマートと同じ手法です。つまり、常に最安値で販売していますよ、と言っているのですが、日本人はこのスタイルがあまり好きではありません。普段は高めの商品がある時だけ特別に安く購入できる事に喜びを感じます。つまりいつでも安く販売できたとしても、特売日のために普段は少々ふっかけた価格にしておく。これが日本人相手の商売の王道です。
さて、話が変な方向へ脱線してしまいましたが、今回はマルッチのお話です。現時点では世界最高峰のメープルバットです。これ以上の物は出てこないと思います。これ以上のものを作れるはずが無いと思っています。それはバレルバーニング、ボーンラヴィングなど規則内でできるすべてのことをやってしまっているので、これ以上手をつけられないからです。さらに材質そのものにも気を使っていますので、理論的にはこれ以上のバットは現れません。
現れるとすればボーンラヴィングの時間をもっともっとかけたバットが登場するしかないでしょう。しかしボーンラヴィングは手作業で行なう必要がありますので、そんなことをしていたらそれこそ1本数万円のバットになってしまうでしょう。
サムバットと比べてどちらがいいの? という質問も受けますが圧倒的にマルッチの方が上ですね。価格と品質がイコールではない事がここでもはっきりしてしまうのですが。まずはマルッチを試してみて下さい。そこからスタートしましょうよ!
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