以前から「オールドヒッコリーバットはスラッガー専用です」というような事を言ってきました。それに対して「下位打線をバカにしているのか?」などというご意見を頂戴した事も事実です。しかしスラッガーが好む、強豪チームが好むという事実に何一つ疑いもないのです。たとえば今年の大学野球選手権大会に出場するある大学は部員が100名以上います。ここの大学にはわずかしかオールドヒッコリーは売れていないのですが、使っているのは中軸打者。
たとえば強い大学に毎月数十本売れていたとします。だとしたら中軸がそれを使っていても不思議ではありません。しかし、わずか数本しか売れていないのにわざわざそれを中軸の打者が使うなんてことは確率論的に言えば奇跡的なことです。
ただ、バットの選択は確率論ではありません。数百本の中から目をつぶって1本のバットを選ぶのではありません。色々なバットを使ってみてその中から選ぶのです。ですからオールドヒッコリーが選ばれるという事は珍しい事でもなんでもないのです。ごく当然なことなのです。そして中軸打者であればバットの善し悪しを正確に見極める事ができるのです。
さて、写真は社会人の日本製紙野球部の4番打者、小野寺選手です。小野寺選手もやはりオールドヒッコリーバットを使っています。オールドヒッコリーのバットはとても選びにくいバットだと思います。何しろ大手ブランドのバットのようにどこででも購入できるというわけではないのですから。それなのにわざわざオールドヒッコリーを選ぶのですから。
日本全国、駅のキオスクでも購入できるワンカップ酒と限られた店でしか購入できない幻の名酒。まさにそんな感じではないでしょうか? そして酒の違いを見分ける事ができる人だけが手にする事ができる。オールドヒッコリーも同じです。