2008年07月02日

バットとホームランの深い関係

 メープル バットホームランの最多記録は王監督の868本、メジャーでの記録はバリー・ボンズの762本です。この二人には意外な共通点がありました。それを今回はご紹介したいと思います。
 王監督の現役時代、使っていたのは圧縮バットと呼ばれる物でした。これは木に樹脂を流し込み圧縮し、バットの硬さを上げて反発力を高めたものです。王選手の本塁打記録とは切り離せないくらいの存在です。
 一方、バリー・ボンズ選手はご存知のようにメープルバットでメジャーの記録を打ち立てました。それまで使っていたホワイトアッシュよりも硬度が高く反発力も高いのが特徴です。
 王選手にしてもボンズ選手にしてもそれまで使われていたバットよりも硬いバットで記録を打ち立てたという点は共通していると思います。
 日本でメープルバットが使われ始めた頃は混乱期と言っても良い状態でした。日本で初めてメープルのバットを売り出したのはアイスポーツだったと思います。当時はまだサムバットとX BATくらいしかメープルのバットは作っていませんでした。そのサムバットのメープルバットを売り出したのが日本国内で初のメープルバットだったと思います。
 その後、イソノ運動具店に依頼し、軟式用メープルを販売したのもアイスポーツが最初だと思います。
 日本国内でもメープルバットに注目が集まりはじめ、多くのメーカーがメープルバットを作り、販売を始めました。この頃が最も質の悪いメープルが出回った時期です。
 メープルの善し悪しもわからないメーカーが「メープル」という材質でバットの形にした、としか思えないようなバットが出回りました。そして中には打球部だけメープルを貼付けた偽物のメープルバットも出回りました。ほとんどの人が本物のメープルを知らず、いい加減に作ったメープルが日本中を駆け巡り、「メープルとはこんなもの」という間違った常識が成り立ちつつありました。
 ところが時間の経過とともに状態は落ち着き始めました。本当によいメープルがどのようなものなのか分かってきたのでしょう。
 それでもまだまだひどいメープルは存在します。これら質の悪いメープルを追い出す事も私たちの仕事だと思います。追い出すまでもなく自然淘汰されると思うのですが、敵もさるもの、あの手この手でうまく売りさばいているようです。
 1年間に何本もバットを購入する事は難しいと思います。だから色々なブランドのメープルを比較する事も難しいと思います。だけど、少なくとも最悪のメープルしか知らず、それこそがメープルだと思い込む事だけが心配です。そうならないようにお祈り申し上げます。

Posted by baseballbat at 14:19