アレックス・ロドリゲス、デレク・ジーター、ジェイソン・ジオンビー、松井秀喜……現在のヤンキースは歴史上でも最高クラスのスーパースター揃いではないでしょうか? これだけのスーパースター達に囲まれているせいで目立たない存在となっているのがセカンドのロビンソン・カノー選手ではないでしょうか?
ヤンキースというチームは伝統的にセカンドに人材が不足しています。ソリアーノ選手もヤンキースのセカンドを守りましたが守備が悪く、バッティングもホームランはあるものの非常に荒いものでした。
その前にはチャック・ノブロックが守っていましたが守備に不安があり、バッティングももうひとつ。カノー選手は毎年3割の打率を残し、守備も安定しています。これだけの成績を残したヤンキースのセカンドとなると80年以上前にプレーしたトニー・ラゼリという選手までさかのぼらなくてはなりません。
つまりカノー選手はヤンキースの長い歴史の中でも突出した2塁手であると言えます。本来ならもっともっと評価されるべき選手であり、目立ってもいいはずの選手だと思います。
さて、そのカノー選手が使っているのがマルッチのRC24。モデルナンバーの意味はもちろんロビンソン・カノー 背番号24。
このRC24は最細部が22.5ミリと非常に細めのグリップを持っています。グリップエンドにかけて緩やかな末広がりとなっていて、ちょうどルイスビルの伝統的なモデルであるC271のようです。
このバットがC271と大きく違うのはヘッドのデザインです。最太部の直径が63mmですから太くもなく細くもなくといったところですが、ヘッド部の形状はまさにビール瓶タイプです。
ビール瓶タイプとは、ビール瓶のように途中から突然太くなっている形状のことです。ちょうどボウリングのピンを逆にしたような感じです。ソフトボール用の金属バットなどはビール瓶タイプですね。
メジャーではビール瓶タイプのバットを使う選手が多く、プホルスやベルトランなどもビール瓶タイプのバットです。イメージ的に芯が広いような気がするのでしょう。実際はそんなことはないんですけれどね。
ロビンソン・カノーという選手はアベレージタイプの打者ですが、このバットを見る限り極端なアベレージヒッターには見えません。それどころかどちらかと言えばロングヒッターが使いそうな形状です。