松坂投手の女房役ジェイソン・バリテック捕手が愛用する事で日本での認知度も少しは上がったと思われるオールスターのキャッチャー用品が今回のテーマです。オールスターのキャッチャー用品と言えばメジャーリーグから公認を受けている唯一のキャッチャー用品マーカーであり、オリンピックからもオフィシャルサプライヤーとして指名を受けている大変有名なメーカーなのですが、なかなか日本での知名度は上がりません。
オリンピックのオフィシャルサプライヤーとは、オリンピック連盟がオールスターから製品を買い上げ、参加チームすべてに無償支給するのです。もちろんこれは使用が義務づけられているわけではなく、どこのメーカーの製品も使っていいのですが、オールスター製品なら無償でオリンピックが用意しますよ、ということなのです。
日本のようにスポンサーメーカーがばっちり付いている国ではオールスター製品などを使う事はありませんが、ヨーロッパなどではかなり使われそうです。中国チームなどはZETTさんが全面バックアップだとか……。
オールスターに関する逸話はあまりに多く、どこから紹介していけばいいのかわかりません。そこで今回はオールスターのプロテクターに関して少しばかりお話を。
プロテクターに求められるもの、それは安全性と動きやすさ。どちらもとても重要です。
オールスターは徹底的に動きやすさを研究した結果、行き着いた先は写真のような形状のプロテクターでした。なんだか人間の筋肉の標本のように見えてきませんか? 腹筋があり、その両脇には外腹斜筋が走り……結局上半身の動きを再現していくと筋肉と同じようになってくるんですね。
動きやすくするためには様々な工夫が必要になります。たとえばこの筋肉のような分かれ方もそうですし、その他には軽さ、装着性、通気性なども重要です。
必要な安全性を確保した上でどれだけ軽量化できるか? これは衝撃吸収材を見直す事が一番重要でした。
装着性はフィット感でもあり、とても重要な部分です。このフィット感を上げるためには背中のバンドがとても重要になります。これにつきましては後日写真を見せながらご説明したいと思います。
通気性ですが今のオールスターはここに最も注目しています。国内製品などは及びもしないところに着目しているのです。海外ブランドの性能追求能力は水着のレーザーレーサーで実証済みだと思いますが、キャッチャー用品もオールスターと国産ブランドではかなり大きな差がついています。
オールスターのプロテクターは通気性と同時に抗菌対策もかなり考えられています。AEGISと呼ばれる工業用抗菌材によって雑菌が繁殖する事を防ぎます。日本の夏のように湿度の高い地域だからこそ必要ではないでしょうか?
匂いの原因も雑菌だと言われます。逆に言えば雑菌を殺してしまえばイヤな匂いもなくなるというわけです。
プレーに関する秀逸性については近いうちにご紹介したいと思います。