2008年08月29日

理想と現実

 どこでも誰でも苦もなく購入でき、すべてのチームで半分近くの選手が使っているバット……そんな日が来ないかというのが理想、いや夢です。ミズノやSSK、ZETTなどを見ていると本当にうらやましく思える時があります。
 そんな風になるためにはどのような努力をすればいいのか? 今の5倍くらいのバットを在庫すればいいのかもしれません。もちろん、それだけではなくもっと流通経路をしっかりと作る必要があるでしょう。
 簡単に言えば、現在ダイレクトプロテクトやパワーラップを問屋さんに卸しているのと同じようにバットを問屋さんに卸して全国の小売店さんで販売してもらう方法です。
 問屋さんにお願いをして全国の小売店さんで販売してもらうようになるとたくさんの人に使っていただけるようになる反面、だれがどこでどのように使っているのかまったく分からなくなってしまいます。今でもたまに「なぜあのチームの人が使っているの?」と驚かされることがありますが、それがさらに多くなるのでしょう。
 今はなるべくどこの誰が使っているのか把握できるような努力をしています。把握できる限られた数しか販売できていないという裏返しでもあるのですが……
 現実的に現在の5倍6倍のバットを用意できるのか? 不可能です。これは断言ができます。良いメープルがそんなにゴソゴソと用意できるはずなどありません。もちろん、メープルであればなんでもいいというのであれば、それこそ毎月何千本でも用意する事は出来るでしょうが、少なくとも産地を限定して木材を選んでいたら毎月何千本ものバットなど用意できるはずもありません。
 そんな自分には「幻の名酒はどこででも簡単に手に入る訳じゃないんだよ」と慰めます。まじめに良いお酒を造っていたら、そんなに大量には用意できないんだ。それこそ地元の人が飲むぐらいの量しか用意できないんだ。そして良い酒の味が分かる人だけに飲んでもらえばいいんだ、と。
 キオスクで購入できる酒に喧嘩をしても意味は無い。住んでいる世界が違うんだから。そして比較されてもこっちが困る。誰にでもってわけじゃないんだから。

Posted by baseballbat at 22:31