2008年08月31日

熾烈を極めるナショナルリーグの首位打者争い

ホリデー終盤戦を迎えたメジャーリーグでは優勝争いの方向性も見えてきました。この先、どんなに頑張ろうとも優勝の可能性の無いチームもあれば、わずかな可能性を残すチームもあります。
 同時に個人タイトル争いの方も熾烈さを増してきています。特にナショナルリーグの首位打者争いは実力者3名による争いに注目が集まっています。
 タイトル争いと優勝争いには深い関係がある事は皆さんもご存知の通りです。優勝がかかっている場面では個人のタイトルよりもチームの事情を優先させなければなりません。しかし優勝の見込みがなくなってきたら個人の成績を重視しても構いません。ナショナルリーグで首位打者を争う3名は優勝争いからちょっと外れているので、面白いかもしれません。
 現在、チッパー・ジョーンズ、アルバート・プホルス、そして写真のマット・ホリデーによる首位打者争いが繰り広げられています。最年長はチッパー・ジョーンズなのですが意外なことにまだ打撃3賞は獲得した事が無いのです。昨年は打率部門で惜しくも2位。過去には本塁打部門で3位ということもありました。MVPも獲得した事のあるナショナルリーグきってのスーパースターが、まだ打撃3賞で無冠というのは驚きですね。
 三冠王に最も近い男、アルバート・プホルスは、これまた意外なことにタイトルは首位打者が1回のみ。打率で言えば2位になること1回、3位になることも1回。本塁打は2位が2回、3位が1回。打点は2位が2回、3位が1回。2006年などは本塁打、打点が2位で打率が3位。あと少しなんですがなかなか手が届きません。
 マット・ホリデーはメジャーデビューから4年目ですが、この3人の中では最多の2タイトルを獲得済み。打点王と首位打者を獲得しています。昨年のロッキーズ優勝の立役者であり、MVP獲得かと思われましたがこちらは2位に甘んじてしまいました。
 3人の中ではホリデーに対する評価が最も低いようです。それは本拠地が飛距離が伸びると噂のクアーズフィールドだからでしょうか? トッド・ヘルトンという名選手がいますが彼もクアーズフィールドの被害者だったのかもしれません。たとえば2001年に打率.336 打点146 本塁打49という圧倒的な成績を残しながらMVP投票ではなんと9位。この年はゴールドグラブ賞も獲得しているので成績的にはパーフェクトと言っても良いくらいの活躍でした。
 MVPのような投票で決まるタイトルとは違い、打撃3賞は実力が決める物です。まだ残り試合はたくさんありますが、首位打者はこの実力者3名の中から出てくると思います。チッパーにとっては初のタイトル、ホリデーにとっては2年連続がかかっています。そして大本命のプホルス。さて、誰が獲得するのでしょうか?

Posted by baseballbat at 09:08