2008年12月14日

バットの打ち比べ

アイスポーツは基本的にプロ選手への営業は行わず、プロから「作ってほしい」と言われるまで何もしません。今年などは結局プロの試合へは1試合も足を運ばずに終わったという珍しい企業です。
 それでも去年までは1年に2-3試合は球場へ足を運んだのです。そして仲の良い選手にはバッティング練習のときに「これで打ってみない?」と声をかけて打ってもらいました。すべての選手がバッティングゲージから戻ってくるや否や「このバットを作って!」と言ってきました。ですから3年ほど前はそれなりの数の選手がオールドヒッコリーを試合で使っていました。
 このように打ち比べてもらえばオールドヒッコリー、マルッチが国産のどんなバットよりも飛びがいいことをわかってもらえるんですけれどね。
 プロの打撃練習を見ていて「すごい!」と思うのは、ほぼ100%の確率で芯で打球を捉えていることです。大学野球の練習を見ていてもこんな確率はなかなかありません。「ドラフトの目玉」候補になるとプロに近いようなバッティング練習になりますけれどね。
 プロの場合、ほぼ100%に近い確率で芯でとらえますので、打球の距離やスピードの違いがはっきりわかるのです。ところがアマチュアの場合、飛んだり飛ばなかったりするのはバットのせいではなく「芯に当たったか、当たらなかったからか」という低い次元になってしまうのです。
 ゴルフなどでも同じですよね。たとえばプロの場合、5番アイアンで打った場合、どれくらいの飛距離が出るのかわかります。しかしアマチュアの場合距離が決まっていません。それは当たる場所が一定していないからです。
 飛距離が出たのが「芯で当たったから」なのか「製品が良かったからなのか」の区別ができないのです。
 しかしアマチュアでもはっきりわかる方法があります。それはティバッティングです。これならほぼ100%に近い確率で芯で捉える事がでいると思います。そうなればバットの善し悪しが分かるはずです。
 さて、今度は外から判別するバットの善し悪しです。これは打撃練習の打球を追っても意味がありません。なにしろ芯をはずすことが多いのですから飛んだ飛ばないにあまり意味はありません。ここは音です。音がいちばんはっきりと判断材料になります。
 簡単な方法ですが「高い音のするバットは飛距離が出る」の法則です。よく「叩いてキンキンと音がするバットが良いバットだ」と言いますが、その通りなのです。
 これまで数多くのバッティング練習を見てきましたが、はっきり言ってオールドヒッコリー、マルッチ以外のメープルは本当のメープルの響きではありません。先日お話しした成毛滋さんはライブでギターの弾き比べをしたそうですが、バットでも同じようなことをしてくれるプロはいないものでしょうかね?

Posted by baseballbat at 18:20